Chief Consultant
井上隆雄
Message
井上隆雄
執行役員/RM事業本部 第八事業部 事業部長
現在担当している業務内容を教えてください。
私が担当する事業は医薬品業界とその分野に事業展開を行っている企業に向けたサービスを提供する事業部です。
医薬品の製造・販売では厳格な法規制があります。また、遵守しなければならない法令は製造工程や製品品目によって事細かく定められており、これらを全てクリアしたという記録管理が義務付けられているため、日々発生するこれらの膨大な記録情報管理の運用が各企業に共通する課題となります。このような課題や顧客のニーズに対してコンサル業務や運用支援サービスを提供することが主な業務内容となります。
専門分野に特化したサービス内容に思えますが、
業務に携わる上で必要な資格やスキルはありますか？
難しそうな業務内容に感じられるかもしれませんが、取得が必要な公的資格などは特にありません。ただし、顧客が定める業務手順書に従って業務を進める必要がありますので、手順やルールに関する教育を事前に受講する必要があります。
これらの教育は顧客が主催する教育プログラムに参加するケースや自社でトレーニングとして実施するものもありますので、未経験者でも不安なく業務に携われるような仕組みとなっています。
日本レコードマネジメントの強みは何でしょうか？
入社後はどのように仕事を覚えていくのでしょうか。
当社の扱う商品は「記録情報管理に特化した専門サービス」というちょっと変わった業態ですが、記録や情報はどの企業にも必ず存在するものですので、全ての企業が当社の取引先となる可能性を秘めています。
現在も業種・業界を問わず幅広い分野の企業と取引をさせていただいており、皆さんも聞いたことがあるような大手企業がほとんどです。
当社には紙媒体の時代から長年蓄積してきた経験や技術がありますが、ビジネスのDX化といった大きな社会変革が進んでいる昨今、より一層付加価値のある高品質なサービス提供を目指していきたいと考えています。
今後の事業展開について考えていることはありますか？
日本は少子高齢化が現在進行中ですので、今後益々医薬品や医療分野への期待が高まっています。これに比例してこれまで以上のビジネスチャンスが広がることが予想されますので、まずは記録情報管理のスペシャリストとしてより多くの顧客から信頼が得られるよう取り組んでいきたいと思います。
また、ここ最近、建設会社やエンジニアリング会社を対象とした製薬工場の設計・施工に関わる「バリデーション」と言われる記録作成サービスの引き合いが増えています。医薬品の法規制に加え、設計・施工の専門知識も必要な業務となりますが、今後の事業の大きな柱にするべく日々取り組んでいます。
入社して大変だった経験はありますか？
入社して最初の担当業務が顧客のIT部門の業務支援でしたが、当時はExcelを使ったことがある程度の経験しかなく、専門用語やシステムの仕組みを覚えるのにとても苦労した記憶があります。
また、製薬工場の建設プロジェクトでは検査図書の提出スケジュールが大幅に遅れ、納期に間に合わせるために連日深夜まで顧客や関係者と一緒に業務対応したこともありました。
当時は必死でしたが、今では良い思い出ですし、これら一つ一つの経験数がコンサルタントとしての引出しの数に比例すると思っていますので、今でもその意識は変わりません。
どんな人材が求められますか？
特に私たちの扱う情報は多岐に渡るため、まずは顧客、または会社や上司が自分に何を期待しているのかを感じるコミュニケーション能力が重要だと思います。
また、失敗を恐れずに何事にも前向きに取り組むチャレンジ意欲が高い方は、高く評価される傾向にあると思います。社内の評価制度でも大きく反映される要因の一つです。
候補者の方にメッセージをお願いします。
私たちの仕事は顧客と一体となって情報管理の仕組みを構築していく進め方がほとんどですので、顧客の業務内容をしっかり把握することが第一歩となります。そのためには色々な方とコミュニケーションを取りつつ、分からないことや自分の考えもしっかり伝えていくことが重要となります。
遠慮していても良い成果に繋がりにくいので、ミスを恐れず積極的に意見交換を繰り返すことで良い成果を出せれば信頼を得られる存在となり、仕事の達成感も高まっていきます。
当社は新規事業にも積極的に参入していますので、社会貢献と上手くマッチすれば自己実現がし易い環境です。興味を持った方は是非エントリーをお待ちしています。
2023年1月掲載
※掲載内容は全て取材当時のものです。
