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竹場公

 

 

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竹場公

執行役員/青森レコードマネジメントサービス株式会社 社長

入社した経緯を教えてください。

キャリアのスタートは東京でした。1998年のことですが、20代も後半に入った頃、当時就いていた営業の仕事を、このまま続けていてよいのだろうかと、ふと思ったのです。将来に向けて、何かしらチャレンジをしなくてよいのかというような気持ちですね。故郷の青森のことも常に頭にあったため、Uターンフェアに参加してみたときに、当社のことを知りました。ちょうど青森事業所が本格稼動するタイミングで、プロジェクトのリーダー候補を募集していたので転職を決めました。

何が魅力だったのでしょうか。

文書をはじめとする記録管理、つまり「レコードマネジメント」というのは、日本では70年代に当社がパイオニアとして進めてきたものです。未経験ながら飛び込んだわけで、イチから考え方や成り立ちを学び、新しいことばかりで新鮮でした。また、失敗を恐れずに挑戦できる雰囲気があるのも、魅力でした。基本的に実力主義的なところがあって、がんばった分は評価される風土。チャレンジしたいと思えば制限なくやらせてもらえる環境なのです。

記録管理や情報管理は専門性の高い分野ですが、そうした経験がなくても大丈夫ですか?入社後はどのように仕事を覚えていくのでしょうか。

すぐにプロジェクトに加わってもらい、OJTで学んでいきます。当社のお客様は業種も業態も多種多様で、プロジェクトチームのサイズも数名から数十名とさまざま。その中で、個別の業務を順に覚えてもらいます。私の場合は最初、20~30人と比較的大所帯のプロジェクトに入り、リーダーの補佐に付いて、俯瞰する視点をもちながら一つひとつ学びました。小規模なプロジェクトであれば多くのことに関わりながら、比較的短期間で鍛えられるでしょう。

業務内容について、詳しく教えてください。

当社の仕事は、コンサルティング業務と運用業務の両輪です。お客様のニーズを受けて、上流の戦略立案からシステムの導入、運用までワンストップで支援を行っています。職種としてはコンサルタントとプロジェクトマネジャーの2つがあり、前者であればお客様との折衝に、後者であれば運用面に重心を持つものの、基本的には両輪で動かしていくのが特徴です。 細かくいえば、まずコンサルタントがお客様と事前折衝を行い、ご依頼の内容が決まります。そのニーズを整理して計画に落とし込み、細分化して業務を手順ごとに分けていくというプロセスを実施。そうして明確になった作業計画に基づいて必要なメンバーを配置し、各業務を依頼、指示します。そうして組成されたチームにおいて、運用をとりまとめるのがプロジェクトマネジャーとなります。

それぞれ、どのようなスキルや素養が求められるでしょうか。

どちらにも、「コミュニケーション力」が大切です。コンサルタントの仕事はまず、お客様に提案をさせていただき進めるという要素がありますので、折衝力が重要です。一方で、運用のために組成したチームにお客様の要望を伝え、それを作業に落とし込んでいくため、伝達力もカギになります。実際に運用が回り始めれば、プロジェクトマネジャーや現場のリーダーが運用業務により深く入り込みますが、コンサルタントにも特にプロジェクトの立ち上げ期には「対お客様」と「対チーム」の両方の目線が必要です。これが、当社のコンサルタントの特徴ですね。そして、運用を取りまとめる立場のプロジェクトマネジャーにとっても、現場のチームに対してだけでなく、お客様対応という視点も必要です。

私たちの生活で「情報」を取り巻く環境は大きく変化していますが、情報管理の現場ではいかがでしょうか。

手書きからパソコンへ、紙から電子へと変化を遂げるとともに、情報を「管理」するだけでなく、いかに「活用」していくかへと課題感も広がりを見せています。AIなど技術革新も激しい中、情報管理においてはデータを保管するにも、セキュリティやリスクマネジメントの視点が欠かせません。また、データ活用という攻めの部分に強く関心を持たれる企業が増えていると実感しています。情報というのは会社の資産なので、単にガードするだけでなく、社員の方たちがその情報をいかにお仕事に活かしていけるか。そうした環境を会社としてどう提供されるかが、大事な時代なのです。働き方改革で、仕事をするのは会社だけでなく、テレワークやモバイル環境が広がっています。そのアクセスおよび安全の担保はどうするのかも課題ですね。情報管理や取り扱いにおけるコンプライアンスにも、企業の姿勢が問われます。 国内外に多数の拠点を展開するような大企業から、IPOに向け整備を進めるスタートアップなど、お客様はさまざま。業種・業態も、規模の大小も問わず、情報管理は経営にとっても大きなテーマであり、だからこそ当社の支援が望まれるわけです。今後もますますニーズは高まるでしょう。

入社後はどのようにキャリアステップを重ねていけるでしょうか。

プロジェクトに入って現場で経験を積み、成長を目指すのが基本です。長期のプロジェクトで経験を深めたり、多様なプロジェクトを経験してもらう場合もあります。当社では、年に3回、評価面談を設けており、上長と今後のキャリアについて話し合う機会がもてます。面談に向けて自身で成果をまとめ、挑戦したことや実績などを上長と確認するんですね。そして将来の希望やキャリアイメージを伝えてもらい、それならこういう経験やスキルが必要だと共有し、育成へと役立てているのです。 風土としても、コミュニケーションを重んじているのが当社です。社員が直接に考えを伝えやすく、上長としての思いもきちんと伝えた上で、また新たに目標を持ってもらってと、ミスマッチがないよう、丁寧なコミュニケーションが行われています。

候補者の方に、メッセージをお願いします。

自分の可能性に自ら限度を設けることなく、まずは飛び込んでほしいですね。情報管理というのは、ほとんどの方にとって未知の世界だと思います。また、当社は中途採用が多いので、先輩方も同じように、異業種・異業界から来て挑戦しているもの。ですから、入社したてでは分からないことがあることを、皆分かっています。入社してから研修や勉強の機会はいくらでもあるので、経験については不安に思わず、挑戦したい気持ちだけを持って、ぜひいらしてください。 もう一つ、お伝えしておきたいのは、チームで行う仕事ですから、相手の気持ちを思いやれること。これはとても大事です。仲間を気遣い、お客様のためにとチームワークでチャレンジしたい方をお待ちしています。

2019年12月掲載
※掲載内容は全て取材当時のものです。

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